アルツハイマー病を予防するにはエストロゲンを摂取した方が良いというAlzheimer’s Prevention Clinicの Lisa Mosconi博士の主張です。
アルツハイマー病患者の約3分の2が女性って知っていますか?
女性が多い原因は色々と説がありますが、エストロゲンの減少が原因なのではという研究がこれまで沢山あります。
アルツハイマーを予防できる食材についても言及されているので、男性も必見です。
女性の脳エネルギーが大きく減少する時期
Mosconi博士の研究では、40~60歳の男女の脳をスキャンしました。
男性の脳エネルギーに異常は見られなかったが、閉経期の女性は脳エネルギーが最大30%低下しており、閉経後の女性はさらに低下しているという結果が分かったそうです。
かなり急激に低下!
閉経を境に急激に脳に影響が出るということは、エストロゲンの減少が関わっているということですね。
アルツハイマー病の対策
ホルモン補充療法(HRT)
急激に低下するエストロゲンを必要最小限に補充するする治療法です。
日本でも錠剤やパッチ剤が入手できるようです。
なぜ「必要最低限」なのかというと、乳がんや血栓症のリスクが高まるんですね。
また、閉経してしばらくしてからこの治療を開始すると、認知症や心血管疾患のリスクを高める可能性があるようです。
よって、閉経前または閉経後2~3年以内に治療を開始した方が良いらしいです。
エストロゲンを含む食べ物の摂取
エストロゲンは以下の植物性食品に多く含まれるようです。
- 大豆
- ヒヨコマメ
- 亜麻仁(アマニ)
- ゴマ
- いちご
- アプリコット
- 全粒穀物
- オリーブオイル
また、ビタミンCやEからの抗酸化物質やオメガ脂肪酸も大切だと主張しています。
まとめ
女性は閉経後にエストロゲンが急激に低下し、アルツハイマー症になるリスクが高まるということでした。
予防法として、ホルモンを摂取することや食事に配慮するといったことが挙げられます。
オメガ3脂肪酸は健康!って最近結構聞きますね。
オメガ3脂肪酸にも魚介系と植物性に分かれるらしいですが、どちらも健康的利点があるようです。
こういう話を聞くと、じゃあ動物性の食品は減らします!っていう風に偏った食事を摂る人がいるのですが、ホルモンバランスが崩れるのでやめましょう。
とにかくバランス良い食事を心がけるべきです。
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