今回紹介する研究は、家族と朝食を一緒に食べることが子供の幸福度に影響するんじゃないか!という2019年に掲載されたミズーリ大学の研究です。
この研究でいう幸福度は、ボディイメージの考え方を指します。
ボディイメージっていうのは、自分の身体に対する実感のことです。
子供時代にボディイメージが上手に育つほど自尊心が向上するとも言われています。
なるほど、調べてみるとボディイメージは幼少期における形成がかなり重要で、以下の能力に関与するらしい。
- 器用さ
- 苦手意識
- 視空間認知
- 注意力
- 自信
このボディイメージが朝食で上手に育つっていうなら、子持ちの両親は積極的にやってみる価値はありますよね。
それでは実験を軽く見ていきます。
実験内容
膨大なデータの収集
研究者たちはアメリカ合衆国国内の300以上の学校の12642人の学生のデータを収集しました。
結構な量のデータですよね。信憑性はありそう。
これらのデータは、朝食の頻度や親と一緒に食事をするかなど食事に関する情報を含んでいます。
実験結果
朝食を食べる割合
学生の半数以上が週5日朝食を食べたと答えました。
また、30%強が週5日未満の朝食、約17%が朝食を食べないと答えました。
ちなみに男子の方が女子よりも朝食を食べる傾向があったということです。
ボディイメージの向上
子供が親と一緒に朝食を定期的に食べた場合、ボディイメージがプラスの方向へ向上しました。
具体的な数値は公に公開されておらず分からないのですが、「かなり」向上したということです。
考察
「親の行動が子供の心理状況や成長に影響することは多くの研究で明らかにされているが、朝食の有無や家族と一緒に食事をすることは子供にとって大きな影響を持つ可能性があるんだぞ~」というようなことが主張されています。
まとめ
家族と朝食を一緒に食べることが子供のボディイメージにポジティブに働くという2019年に掲載されたミズーリ大学の研究でした。
まあ朝食に限らず家族と一緒に過ごす時間は子供にとって大事だと思いますけどね。
家族と仲の良い子供ってわりと積極的に行動しますし、大人びている気はします。
家族と一緒に朝食を食べることは、子供の心理的な成長に大きな影響を与える。
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