最近はテレビやネットニュースを見ていると悪いニュースばかりでうんざりですね。
また社会人の方々は日々ストレスを感じているのではないでしょうか。
本記事で紹介する研究は、愛する人について考えるだけで血圧が下がるという2019年1月の研究 [1] です。
恋人が居ない人は、家族でもおけです。
愛の実験
献身的な恋愛関係にある学生102人に対して1か月以上に渡りある実験を行いました。
被験者が研究室に来るとまず、1分間の可愛い自然のビデオを見せます。
それから、血圧と脈拍を測定しながら、4分間だけ足を氷水に浸してもらいます
グループ分け
被験者を3つのグループに分けます。
- 足を冷やしている間、恋人と一緒に居てもらう
- 足を冷やしている間、恋人のことを考えてもらう
- 足を冷やしている間、自分の日常について考えてもらう
ちなみに足の冷えに耐えかねて各グループから同程度の脱落者が出たようです(笑)
愛が血圧に与える影響
実験結果は恋人と一緒に居るグループの方が、自分の日常のことを考えているグループよりも血圧が低かったんです。
そしてなんと、恋人のことを考えているグループも同じくらい低かったらしいです。
まとめ
横に恋人が居なくても、恋人のことを考えるだけで血圧が下がるという研究でした。
このように、愛はストレス軽減や寿命の延長など身体に良い影響を与えるという研究がいくつか存在しています。
遠距離恋愛をしている人など、例え恋人が横に居なかったとしても、愛する人について考えてみましょう。
僕は家族のことを考えるとします。
参考文献
[1] Bourassa KJ, Ruiz JM, Sbarra DA. The impact of physical proximity and attachment working models on cardiovascular reactivity: Comparing mental activation and romantic partner presence. Psychophysiology (2019).
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