現在ロサンゼルスで開催されているAdobe MAXですが、AfterEffects 2020が昨日発表されました。そしてもうすでにアップデートできるんですね。てことで僕もアップデートしときましたよ。
今回はAfterEffects 2019と2020で何が変わったか紹介します。機能の詳細が分かったら記事を追加して紹介しようと思います。
注目されているアップデートは以下の5つです。
- パフォーマンスの向上
- ビデオ用のコンテンツに応じた塗りつぶし
- マスタープロパティ
- モーショングラフィックステンプレート
- エクスプレッションエディター
画像付きで細かく見ていきます。
AfterEffects 2019 → AfterEffects 2020の注目アップデート
パフォーマンスの向上
AfterEffects 2020は2019よりもパフォーマンスが向上しました。
AfterEffectsといえば非常に重いソフトというイメージがあるので、AE使いには朗報です。
プレビューのたびに重くなる頻度が少なくなるのでは。
ビデオ用のコンテンツに応じた塗りつぶし
道路から車や看板、人物まで、不要な要素を1ステップで綺麗に削除することができる機能です。
実はこの「コンテンツに応じた塗りつぶし」っていう機能は2019年4月に追加されたのですが、今回アップデートしたようです。メモリの消費量提言やアルファ拡張のバグ修正なんかも行われています。
動画上の物体削除は手間が掛かる作業のはずですが、1ステップでできるのはめっちゃ良いですよね。メニューバーから「ウィンドウ」→「コンテンツに応じた塗りつぶし」で実行ウィンドウを表示させることが可能です。
この機能の使い方は以下の動画で紹介しているので、実例で確認したい方は参考にしてみてください。
マスタープロパティ
繰り返し作業なしで同じコンポジションを再利用できます。タイムラインで直接、コンポーネント全体でレイヤープロパティ(位置、スケール、色、テキストなど)をコントロールできます。
コンポジション自体をオブジェクト化してタイムライン上で各パラメータを変更ができるようになったんですね。
ウィンドウの数が減少して時間短縮に繋がりそうです。
モーショングラフィックステンプレート
スタイルコントロールを維持しながらコンポジションを共有可能に。具体的には、AE上でテンプレートを作成し、Premiere Proで再利用やライブラリを使用した共同作業が可能に。
AfterEffectsで作成したモーショングラフィックスをより簡単にテンプレート化できるようになったんですね。
エクスプレッションエディター
想定されるすべての機能(シンタックスハイライト、インラインエラーメッセージ、自動補完、行番号など)あを使用してAfterEffects内で直接コードを記述できるように。
エンジニアの僕からすると激熱な機能。
プログラマの使用するエディタ感覚でJavaScriptを書けるのは結構でかいです。しかも高機能エディタによくある補完機能やリアルタイムエラー提示、カラー制御など機能も豊富です。
エクスプレッションの勉強をしてみたいという人が増えるかもしれないです。
エクスプレッションの表示はこれまでと同様、プロパティを選択してAltキー(MacはOptionキー)を押しながらクリックするとエディタが表示されます。
まとめ
AfterEffects 2019と2020で何が変わったか紹介しました。
注目されている大きなアップデート内容は以下の5つ。
- パフォーマンスの向上
- ビデオ用のコンテンツに応じた塗りつぶし
- マスタープロパティ
- モーショングラフィックステンプレート
- エクスプレッションエディター
機能の詳細が分かったら記事を追加して紹介しようと思います。
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