動画編集においてAfterEffectsとPowerDirectorの併用はありなのか

動画編集においてAfterEffectsとPowerDirectorの併用はありなのか
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AfterEffectsとAdobe社以外の動画編集ソフトを併用してる人っていませんかね。僕が初心者のときはAfterEffectsとPowerDirectorを併用してたんですが。

動画編集ソフトといえばAdobe社のPremiere Proが有名ですが、より細かい動画編集で欠かせないのがAfterEffectsというソフトです。

Premiere Proで動画を並べて大体の流れを作り、AfterEffectsで細かいエフェクトを加えていくといったようにそれぞれ役割が区別されています。

便利なのがダイナミックリンクというAdobe社のソフト間だけで可能な連携です。

本記事ではこのAfterEffects(Adobe社)と初心者用の動画編集ソフトPowerDirector(CyberLink社)が併用できるかどうかについて説明します。

というのも、僕が最初に買った動画編集ソフトがPowerDirector17でして、その後より細かい編集をしたいと思いAfterEffectsを購入しました。

せっかくPowerDirectorを買ったのに、Premiere Proを購入するのもどうかと思ったので、AfterEffectsとPowerDirectorを併用してたわけです。

2020/01/12追記:Premiere Proを4カ月くらい使ってみました。めちゃ使いやすいです。

その時の経験も踏まえて説明しますので、僕のように既にAdobe社以外のソフトを買ってしまった人だったり、これから動画編集をやってみたいという人は参考にしていただければなと思います。

結論から言うと

  • 併用は可能だが不便な場合がある(経験談)
  • できることならば Premiere Proと AfterEffectsを併用した方が良い
目次

AfterEffectsとPowerDirectorの前提知識

まず前提知識として、以下の2つを述べておきます。

  • AfterEffectsとPowerDirectorはダイナミックリンクのような連携はできない
  • 必要なPCスペックはAfterEffects > PowerDirector

AfterEffectsとPowerDirectorはダイナミックリンクのような連携はできない

AfterEffectsはAdobe社のソフトです。

PowerDirectorはCyberLink社のソフトです。

なのでAdobe社特有のダイナミックリンクのような連携はできません。

必要なPCスペックはAfterEffects > PowerDirector

PowerDirectorは軽いソフトですのでPCのスペックはそこまで高い必要はありません。

しかし AfterEffectsを快適に動かすためにはそれなりに高いPCスペックが要求されます。
(最低でもCPU corei7でメモリ16GBは必要なんじゃないかと)

以上の前提知識を踏まえて併用例を紹介していきます。

AfterEffectsとPowerDirectorの併用例①

動画編集の流れ

  1. PowerDirectorで大まかな動画の流れを作成する
  2. AfterEffectsで細かいエフェクトを追加

最初にPowerDirectorで動画をカットして繋げて構成だけ作成し、動画ファイルにエンコードします。

次にその動画ファイルをAfterEffetctsで開いて細かい編集をする感じです。

良い点

動画編集のメリハリが出る

大まかな動画編集➔細い動画編集という流れで動画編集を進めていくので、それぞれの工程にメリハリが出て各工程に集中できます。

ブログで最初に見出しを書くなど構成を決めてから、中身を書いていくといった感じに若干似ています。

AfterEffectsでの動作が軽くなる

AfterEffects上で扱う動画ファイルは1つということになります。

AfterEffectsは層状にコンポジションが積み重なっていくので、PCのスペックによっては処理が重くなりがちです。

ただこの併用例だと動画ファイルが1つだけなのでデータが最小限で済み、処理が軽くて助かります。

悪い点

変更が効きにくい

AfterEffects上で編集している最中に「やっぱりこの部分に、この動画追加したいな」と思って、PowerDirectorに戻って作業するのは非常に手間です。

やってもいいですけど時間が掛かります。

こういう場合はAfterEffects上で動画を追加しちゃうっていうのが楽ですが、PowerDirectorの存在意義がだいぶ薄れます。

アイデアを即座に生かせない

PowerDirector上で動画をカットして繋げている間にエフェクトのアイデアが浮かぶことはよくあります。

そんなときにこの併用例だとそもそもAfterEffectに渡す動画ファイルすら完成していないので、せっかく浮かんだアイデアを即座に生かすことはできないです。

最悪のパターンとしては、そのアイデアを忘れてしまうことです。

アイデアが浮かんだらメモっとくと良いかも。

AfterEffectsとPowerDirectorの併用例②

  1. AfterEffectsで部分ごとに動画を作る
  2. PowerDirectorで部分ごとに作った動画を繋ぎ合わせる

動画を制作するときってもう大まかな流れはできていると思います。

まずはその流れを部分ごとに分けて(部品化って呼んでます)、AfterEffects上で部分ごとに動画を作っちゃいます。

部品化の理由は、一気に作ると重くなるからです。イントロだけAfterEffectsを使用するのもありだと思います。

次にその部分ごとに作成した動画をPowerDirector上で繋ぎ合わせます。

良い点

柔軟に動画編集できる

動画の修正がしやすいです。

思いついたエフェクトアイデアを即座に盛り込むことができます。

部品化は動画編集しやすい

部分ごとに動画が分かれていて部分それぞれの役割に集中しながら編集できるので、人によっては動画編集しやすいです。

悪い点

PowerDirectorの役割が薄れる

AfterEffectsがメインになるので、PowerDirectorの役割がだいぶ薄れます。

もはや他のフリーの動画編集ソフトで代替できるのではないかというレベルです。

PowerDirectorのDVD焼きこみはめちゃ有用です。

AfterEffectsでの動作が重くなる

部分ごとに動画を作成すると言いましたが、1つの部分が長すぎるとめっちゃ重くなります。(経験談)

AfterEffectsの仕様上、プレビューのたびに動画を読み込んで再生する(レンダリングする)ので、スムーズなプレビューは困難になります。

AfterEffectsとPowerDirectorの併用はありなのか

AfterEffectsとPowerDirectorは併用できます。

実際に僕は友人の結婚式のムービーを併用例②の方で制作しました。

ただ、以下の点で不満でした。

  • 動画を修正するたびにAfterEffectsとPowerDirectorを行ったり来たり する必要がある
  • AfterEffectsがめちゃ重い

なのでこれから動画編集を始めたい人は最初からAfterEffectsと Premiere Proを使うことを推奨しておきます。

まとめ

AfterEffectsとPowerDirectorの併用は可能なのか説明しました。

ポイント
  • AfterEffectsとPowerDirectorの併用は一応可能だが、使いにくいときもある
  • AfterEffectsと Premiere Proをダイナミックリンクで連携させるのがベスト

ゆうてもPowerDirectorはトランジションが豊富なので、単体でも結構良いソフトだったりします。

> 公式サイトで PhotoDirector の詳細を見る
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この記事を書いた人

情報工学の修士号を取得後、新卒で大手メーカーに就職。2022年にWeb系企業に転職。
役立つサービスや日々思ったことを発信中。
趣味は旅行、カメラ、動画制作。

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