不確実性に寛容なほど人と仲良くなりやすい?

利益が不確実な中で物事に取り組むことに積極的な人ほど、他人と協力したり、他人を信頼したりしやすい傾向があるっていう研究です。

僕たちが住む世界は、不確実性で溢れています。他人を信頼するか協力するかの決定を含むほとんどの社会的決定も、本質的に不確実性を伴います。

少し難しい話にはなりますが、不確実性はリスク(将来的な結果の発生率が既知の場合)と曖昧さ(将来的な結果の発生率が未知の場合)に分類できることが知られています。またそれぞれの不確実性に対する寛容さは個人差があります。

曖昧さの例は、競馬、 為替相場、証券価格、長期金利、地震など災害の発生、癌の再発など。仕事のプロジェクトが成功するかどうかも曖昧さを持っています。

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実験内容

被験者103人にギャンブルを行ってもらい、性格としてのリスクと曖昧さを評価します。その後、public goods game (PGG)っていう協力性を測るゲームを4人1組でしてもらいます。全員が全力で協力すれば全員が利益UPなんだけど、一人でも協力しない人がいると損する人と得する人が出てくるってやつです。グループの4人は試行ごとに毎回変えます。

実験結果

下図は回帰分析っていう手法で予測された平面でして、縦軸を協力行動の意思の度合い、横軸を試行回数、奥に向かう軸をリスク(左のc)と曖昧性(右のd)としています。 リスクは協力行動に相関していない(左)けど、曖昧さは協力行動に正に相関していることが分かりますね(右)。

協力行動との相関関係 ([1] より引用)

結論

曖昧さに対して寛容な人々は、より協力的な行動をとるってことが分かりました。

ちなみに別の実験で信頼性に関する実験もやってるんですが、曖昧さに対して寛容な人々は、より信頼できる行動をとることも判明しました。

曖昧な物事に前向きな人と仲良くすれば、裏切られるリスクが減少するかもしれないです。

例えば、Youtuberとかブロガー、為替トレーダーとかは曖昧さに寛容なのかな?(適当)

文献

[1] M.-L. Vives , O. FeldmanHal, “Tolerance to ambiguous uncertainty predicts prosocial behavior,” Nature Communicationsvolume 9, Article number: 2156 (2018) .

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この記事を書いた人

SimiBlogの管理人です。
情報工学の修士卒です。
某企業の情報系技術職として働いてます。

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