振動が睡眠の質と記憶力を高めるらしい

皆さん、最近よく眠れていますか?

本記事では、睡眠中のリズミカルな振動が眠っている人の睡眠の質と記憶の定着を支援するという2019年1月24日に発表されたスイスの研究 [1]です。

睡眠障害の改善に繋がるのでは!と期待されている研究です。

赤ちゃんを揺らすと泣き止んだり眠ってくれたりします。

この研究はその大人バージョンです。

目次

揺れるベッドを用いた実験

18人の男性を研究室に集め、初日は慣れてもらい、その後2日間滞在してもらいます。

そのうち1日は揺れるベッドで寝てもらいます。

もちろんそんな大きくではなく微小に揺れるだけです。

同時に脳波を記録します。

実験結果

脳波は6ステージに分割できるのですが、ステージ3以降からδ波となり、いわゆる深い睡眠だと言われています。ちなみにレム睡眠は最終段階です。

以下の実験結果(黒が通常状態で赤が揺れて寝たとき)によると、揺れて寝たときの方が浅い睡眠であるステージ1と2の時間が短くなり、ステージ3の時間が増加しています。つまり、揺れて寝た被験者はより早く深い睡眠へ移行し、深い眠りの時間も長くなったということです。

これは脳の視床皮質と呼ばれる部分の脳波の揺らぎ周期とベッドの揺れが同調しているためだと主張されています。

ちなみにレム睡眠は有意水準を満たしていないのでレム睡眠時間は変化なしということです。

また、揺れにより睡眠紡錘波の量が増加したらしいです。

こいつはステージ2のときに起こる突発的な脳波なのですが、なんと記憶の再生に関連しているんですね。

睡眠紡錘波とは、ノンレム睡眠時の脳波に見られる12~14Hzの波で、律動的に連続して出現し、それが紡錘の形に似ている脳波パターン。睡眠ステージ2の判定には睡眠紡錘波の出現が必須である。

実際に記憶テストとして単語テストを行うと、揺れの中で寝た人達はそうでない人達よりもスコアが高かったということです。

結論

睡眠中のリズミカルな振動が、眠っている人の睡眠の質と記憶の定着を支援するという研究でした。

ちなみに45分くらいの昼寝で揺れるベッドを使うとステージ2の睡眠時間が長くなるらしいです。もともと昼寝はステージ1か2しかないので、より深く眠れるってことですね。

電車の中であんなに眠くなるのは、揺れてるせいなんですかね?(笑)

ということで皆さんも睡眠の質と記憶力を高めるべく、揺れるベッドを買おう!

というのは冗談で、揺れるベッドなんて普通の人は買いませんので、睡眠前にハンモックなどで揺れる動きをすれば微量な効果は得られるかもしれないですね~。

最近は室内用のハンモックも売られているので、興味ある方は買ってみてはどうでしょうか。


参考文献

[1]

A. A. Perrault, A. Khani, C. Quairiaux, K. Kompotis, P. Franken, M. Muhlethaler, S. Schwartz , L. Baye, “Whole-Night Continuous Rocking Entrains Spontaneous Neural Oscillations with Benefits for Sleep and Memory,” Current Biology, Volume 29, Issue 3, 4 (2019).

この記事を書いた人

SimiBlogの管理人です。大企業でエンジニアとして働きながら動画クリエイターとしても活動しています。

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