コーヒーの摂取が健康的である12の理由【前半】

コーヒーに含まれるカフェインが脳を活性化させることは多くの人が知っています。

実はコーヒーを摂取することは他にも様々な健康的な利点を伴うのです。

本記事では、コーヒーを摂取することで得られる健康的な利点について海外研究に基づき説明します。

量が多くなってしまったので、2つのパートに分けることにしました。

目次

コーヒーの摂取が健康的である理由【前半】

脳エネルギーの活性化

コーヒーは脳を活性化させて、疲れを感じにくくしたり目を覚まさせる効果を持っています。

おそらく最も一般的に知られている利点だと思います。

コーヒーに含まれるカフェインは興奮剤でして、血液中に吸収されて脳に伝達します。

脳ではカフェインは抑制性神経伝達物質であるアデノシンを遮断します。

[box class=”box29″ title=”アデノシン”]人がエネルギーを消費するときに発生する神経伝達物質。これが溜まると睡眠が促進される。睡眠を取ることで減少することが知られている。[/box]

1995年の研究 [1]によると、カフェインによりアデノシンが抑制されることでドーパミンなどの意欲向上をもたらす神経伝達物質が増加して脳細胞が活性化することが明らかになっています。

脂肪の燃焼

実はカフェインはほとんどすべての脂肪燃焼サプリメントに含まれているんです。

1989年の研究 [2]によると、カフェインを摂取すると代謝機能が3~11%改善することが分かっています。

また2004年の研究 [3]では、カフェインの摂取により肥満の人は脂肪燃焼が10%、脂肪の少ない人は29%も増加したことが示されています。

身体的運動機能の向上

1994年の研究 [4]によると、カフェインは血中のアドレナリン濃度を大きくします。

また1980年の研究 [5]により、カフェインは体脂肪を分解し、それを燃料としてエネルギーとして利用可能にすることが分かっています。

これらの効果により、6mg/kg程度(コーヒー4杯分ほど)のカフェイン摂取で身体的機能を平均で11~12%も向上させることができるという結果 [6]が2015年のメタ分析で報告されています。

必須栄養素の含有

コーヒー豆に含まれる栄養素の多くは、液体としてのコーヒーにも引き継がれます。

ある調査によると、一杯のコーヒーには以下の栄養素が含まれています。

  • ボフラビン(ビタミンB2):1日摂取量(RDI)の11%
  • パントテン酸(ビタミンB5): RDIの6%
  • マンガンとカリウム: RDIの3%
  • マグネシウムとナイアシン(ビタミンB3): RDIの2%

数値だけ見ると微量に感じるかもしれませんが、1日に数杯飲む人は必要な摂取量にかなり貢献できますね。

2型糖尿病のリスク低下

コーヒーを飲む人は2型糖尿病のリスクが大幅に低下します。

世界では数百万の人々が2型糖尿病に苦しんでいますが、それはインスリン分泌能力の低下に伴う血糖値の上昇によって引き起こされる病気です。

2011年の研究 [7]などにより、コーヒーを多く飲む人が2型糖尿病にかかるリスクが23~50%低いことが判明しています。

また合計約46万人を対象とした18個の研究を扱ったレビュー論文 [8]によると、コーヒーを毎日1杯飲むことが2型糖尿病のリスクを7%低下させることが分かっています。

アルツハイマー病とパーキンソン病リスクの低下

コーヒーを飲むことでアルツハイマー病のリスクが低下する可能性が示唆されています。

アルツハイマー病は認知症の主な原因の一つですが、現在でも治療法は見つかっていません。

予防策として健康的な食事や運動などが挙げられますが、2002年の研究によると普段からコーヒーを飲む人はアルツハイマー病のリスクが65%低いことが分かっています。

またコーヒーはパーキンソン病の予防にも有効であり、2002年のメタ分析 [9]によると、コーヒーを飲むことでパーキンソン病のリスクが32~60%低下することが分かっています。

メタ分析というのはあらゆる研究を総括的に分析したものなので、かなり信憑性があります。

ちなみにノンカフェインを飲んだ人々はリスクが変化しなかったので、カフェインが効いているということになります。

前半のまとめ

ここまでコーヒーの健康的利点を6つ紹介しました。

ぜひ友人知人にコーヒーの良さを自慢してみてください。

後半では脳や心臓、癌などの病気に与える利点を紹介します。


参考文献

[1]

“Adenosine, Adenosine Receptors and the Actions of Caffeine,” Nordic Pharmacological Society, 1995.

[2]

“Normal caffeine consumption: influence on thermogenesis and daily energy expenditure in lean and postobese human volunteers,” Am J Clin Nutr. 1989 Jan;49(1):44-50.

[3]

“Metabolic effects of caffeine in humans: lipid oxidation or futile cycling?,” Am J Clin Nutr. 2004 Jan;79(1):40-6.

[4]

“Effects of caffeine on the metabolic and catecholamine responses to exercise in 5 and 28 degrees C,” Med Sci Sports Exerc. 1994 Apr;26(4):453-8.

[5]

“Effects of caffeine on plasma free fatty acids, urinary catecholamines, and drug binding,” Clin Pharmacol Ther. 1980 Sep;28(3):398-403.

[6]

“Effects of caffeine ingestion on rating of perceived exertion during and after exercise: a meta‐analysis,” Medichine and Science in sports, 2005.

[7]

“Coffee consumption and the incidence of type 2 diabetes in men and women with normal glucose tolerance: The Strong Heart Study,” Nutrition, Metabolism and Cardiovascular Diseases, Volume 21, Issue 6, June 2011, Pages 418-423.

[8]

“Coffee, decaffeinated coffee, and tea consumption in relation to incident type 2 diabetes mellitus: a systematic review with meta-analysis,” Arch Intern Med. 2009 Dec 14;169(22):2053-63. doi: 10.1001/archinternmed.2009.439.

[9]

“A meta‐analysis of coffee drinking, cigarette smoking, and the risk of Parkinson’s disease,” Annals of neurology, Volume52, Issue3, 2002.

この記事を書いた人

SimiBlogの管理人です。大企業でエンジニアとして働きながら動画クリエイターとしても活動しています。

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